不動産売却豆知識
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- 公開日
- 2024/2/12
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- 最終更新日
- 2024/2/12
土地を売却する際の測量について
まず「測量」とは測量士に依頼をかけて、土地の大きさ(面積)・形状などを測り、隣地との境界線を確定することです。実際に測量を行ってみたら、実は自分の土地は少し大きかった、逆に小さかったということもあり得ます。釧路市において、測量費用は200,000~250,000円でエリアによって金額は増減します。
また、「測量」を行うことによって、「越境」が起こっているかどうかが判明します。「越境」とは、家屋の一部や、ブロック塀、樹木の枝葉、旧排水管やガス管などの所有物が隣地に侵入していることをいいます。 逆に、隣地から自分の土地にそれらが侵入してきている状態は「被越境」です。 越境している物を「越境物」「被越境物」と呼びます。つまり、「測量」は土地の境界線をはっきりとさせることで不動産の所有権を明確にし、隣接する土地との紛争を防ぐのにとても役に立つということです!
実際の売買では、ほとんどの売主様が測量を行っていますが測量を行わなくても良いケースがあります。それは土地の隅に「境界標」という石が入っている場合です。境界標は境界の点や線の位置を表すための標識であり、境界標の頭部には、境界点の位置を特定するしるしが付いています。この「境界標」がある場合は過去に測量が行われたということになり、買主様に対して土地の境界明示が出来ますね。ただし、境界標がボロボロであったり、一部分の境界標だけ引き抜かれたり、消失している場合もあるので注意が必要です。
これらのことを踏まえて不動産の売却において、今後のトラブルを防ぐためだけでなく買主様が不動産をスムーズに購入できるよう測量を行うことをおすすめします!